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 【編集日記】(6月7日付)

 新撰組が尊王攘夷(じょうい)派の志士を殺傷した1864(元治元)年の「池田屋事件」は幕府に対する憎悪をかきたてて明治維新を早めた、と指摘したのは司馬遼太郎▼戊辰戦争は会津、二本松藩の悲劇も生んだが、己の尊厳を守ろうとする武士道精神の激しさを知った欧米は武力で日本を制圧することの難しさを知った、とみたのは徳富蘇峰。両藩が植民地化から救ったとしてたたえたという(「二本松戦争」渡部由輝・並木書房)▼140年も前に行われた戦いであっても、過酷な体験は世代を超えて伝えられ今も心の傷となって残る。一方で、敵となった地域同士が互いに歴史を見つめ直し、新たな交流につなげようとする動きも続けられる▼東京電力福島第1原発事故による風評被害は本県の産業全般にわたって暗い影を落とす。観光産業も例外ではない。会津若松市でも観光客の激減に悩むが”旧敵”の鹿児島「薩摩」と山口「長州」の両県が観光交流の協力を同市に申し出た▼観光交流を目的に盟約を締結している「薩長」が震災直後から「会津」救援に立ち上がった。地域間の交流にとどまらず、首都圏や近畿圏からの誘客も目指して連携を強めていくという▼歴史のわだかまりが、そう簡単に解消されるわけではないとしても根雪もいつかは薄くなるだろう。新しい季節に向けて雪解けが進むか。
 
  福島民友新聞
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2011.06.07 Tue l メディアリテラシー l top
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