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【編集日記】(6月5日付)

 格言や慣用句は中国の故事から取られるものが多い。名前を歴史に残すこと、名誉が後世に伝えられることを指す「名を竹帛(ちくはく)に垂(た)る」もその一つ▼「後漢書 トウ禹(とうう)伝」に出てくる。後漢の建国に功を立てて24歳で宰相となったトウ禹が語った。「願いは、名君の威光と恵みが天下に行き渡り、私でも微力を尽くすことができて、名を竹帛に残すことだけです」と▼竹帛は竹の札と白い絹布。紙のない時代に文字を書いたことから、書物や歴史のことを指した(旺文社「成語林」)。戦後66年の日本で、竹帛に名を記すことができる政治家は何人いるだろう。特に現役ではどうか▼衆院の議員席には、自民党政権時代から1年前後で首相の座を降りた面々が並んでいる。失礼ながら、その中に歴史に残るような人物は見当たらない。議員に向かってひな壇に座る閣僚にもいないのは言わずもがなか▼本来なら、国難への対応が急務の今こそ名宰相の登場が望まれるが、世の中、そううまくは巡らない。ただ、いないならいないなりに知恵を出し合い、効果的な政策を矢継ぎ早に打ち出すのが政治家の務めだろう▼トウ禹のように竹帛に残る指導者が欲しい、などと無い物ねだりをするつもりはない。だがせめて、国が一つになってこの難事に立ち向かう形をつくってもらいたい。でないと、被災者は救われない。
 
  福島民友新聞
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2011.06.05 Sun l メディアリテラシー l top
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