上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/645.html

「人生は予測できない。読めないということをプラスに考えるか、マイナスに考えるかで年の取り方は違う」。98歳。国内最高齢の現役洋画家といわれる長岡市の丸山正三さんが長岡商工会議所で15日まで個展を開いている。元気の秘密を尋ねると、こんな言葉が返ってきた
▼戦前から絵を描いてきた。都市が焦土と化し、多大な犠牲を出した大戦を振り返り、「一人一人の不幸を別にすれば、あの戦争にも希望につながる部分があった」と言う。戦争が終わったとき、新しい時代の到来と、自由への期待があったのだろう
▼丸山さんの作品は明るくて透明感に満ちている。この画風は、新しい時代を迎える風の中で育まれてきた。代表的なモチーフは、ヨーロッパの街並みと子どもたちだ。最新作も、スペインの路地で子犬を相手に闘牛のまね事に興じる子どもたちである
▼形の定まらぬ、可能性の塊のような子どもたちの姿が好きだという。大きなキャンバスには、子どもたちを見守り、穏やかに包み込む街が描かれている。それが、大戦という災厄で丸山さんが見出した希望から生まれた風景である
▼今回の大震災は、東北の風景と子どもたちとを引き裂いた。多くの子どもたちが命を落とし、未来への可能性を奪われた。「それが何より切ない」と丸山さんは言う
▼しかし、ここからプラスに向けて一歩を踏み出さなければ、希望を見つけることができない。くじけそうになる状況をマイナスに考えない。何度も「予測不能」を乗り越えてきた大先輩の言葉は道しるべのようだ。
新潟日報2011年6月4日
..
関連記事
スポンサーサイト
2011.06.04 Sat l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。