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http://www.at-s.com/news/detail/100033533.html

6月3日(金)(6/ 3 07:17)

 この一両日、クールビズの軽装から一転、上着を着込んだ人も少なくないだろう。とりわけ東日本大震災の被災者は肌寒く感じたのではないか。発生からもう少しで3カ月になるというのに行方不明者は依然8千人を超え、約10万人の被災者が避難所でつらい暮らしを強いられている。その風景は発生直後とあまり変わらない

▼当時、外国メディアの記者は被災者の整然とした行動に目を見張った。外国では大災害が起きれば無策の政府や、支援の遅れに怒り、暴動、略奪が横行するのに日本では被災者が少ない食べ物を分け合っている。日本人の思いやりや地域の絆の強さに感動し、復興は早いだろうと報じた

▼ところがどうだ、自宅や会社の復旧に立ちあがろうとしている被災者の思いに、ここへ来ても政府が寄り添っていない。対策は後手後手に回り、再建への気力も失せてきたという被災者の悲痛な声を聞く。後から後から難題が出てくる原発事故に至っては、政府の存在感はあまりにも薄い

▼進まぬ復興、いつ収束するとも知れぬ原発事故に海外の目は厳しさを増している。内閣不信任決議案をめぐる与野党のドタバタと、きのうの「大山鳴動して鼠[ねずみ]一匹」の一幕では復興の足を引っ張る日本政治の体たらくが世界に報じられたのではないか

▼ここ数日、与野党の議員が入り乱れて精力を費やしたことだろう。徹夜組がいたかもしれない。その結果、多くの国民が感じたのはむなしさだけとしたら、それほどむなしいことはない

▼がれきの撤去、原発事故補償、将来の生活不安―被災地の多くの問題に政治の力が必要だ。永田町をはしごする力があったら、復興にこそ精力を費やせと言いたい。



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2011.06.03 Fri l メディアリテラシー l top
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