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6月1日(水)(6/ 1 07:24)

 梅雨が明ければ、盛夏がやってくる。盛夏の季語にヒマワリがある。大輪の花が太陽に例えやすく、陽光に顔を向けて咲くようにも見えることから「向日葵」「日回り」とも書く。しかし、花が東から西へ首を振って太陽を追うというのは俗説だったようだ

▼とは言うものの、ヒマワリの花は同じ方向を向いて咲くような気がする。1970年代の反戦映画の傑作「ひまわり」には、見渡す限りに咲き誇るヒマワリ畑が登場する。戦場だった旧ソ連の大地に揺れる花々が何かを訴えかけるように皆こちらを向いているふうに見える。その美しさともの悲しさが印象的な映画だ

▼このヒマワリが最近、放射性セシウムを吸収する植物として注目を集めている。福島第1原発事故で汚染された農地を元に戻そうと、農水省と福島県が実証実験を始めた。ヒユ科のアマランサス(ハゲイトウ)も似たような効果があるらしい

▼植物だけではない。放射性物質を吸着する鉱物なども話題になっている。米スリーマイル島原発事故で使われたゼオライトは、無数の微小な穴でセシウムを吸収するそうだ。同じ多孔質の活性炭も放射性ヨウ素の吸着に役立ちそうだし、プルシアンブルーもセシウム除去に期待が掛かる

▼しかし、これらも植物も除染に役立つとしても、放射能が消えてなくなるわけではない。中に取り込むだけだからそれ自体も姿を変えた汚染物質として処分先を探さなければならない。実にやっかいな話だ

▼やがて、汚染地帯がヒマワリ畑になる日が来るかもしれない。そういえば、あの映画にはヒマワリ畑に近いコマの背景に原発のような旧ソ連の施設が映り込む。原発事故以来、気になる場面になった。



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2011.06.01 Wed l メディアリテラシー l top
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