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http://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/0529n.html

【編集日記】(5月29日付)

 鎌倉時代後期、中国・元の2回にわたる襲来やその後の警備に駆り出された御家人の中には窮乏する者が多く、所領をなくした無足の武士も増えた▼そんな御家人救済のため幕府は1297(永仁5)年、売却地の返還や債権債務の破棄などを命じた。歴史に残る「永仁の徳政令」だ。御家人の所領にとどまらず広範な旧領回復令として一時は効果を挙げた▼古代以来、大地震などの異常な自然現象に際し、それらに起因する災害を免れるための特別な仁政を「徳政」と称していた。それが中世以降には一種の政治改革を指すようになった(小学館「世界大百科事典」)▼その徳政令を求める声が21世紀の今も出ている。東日本大震災の被災者が自宅などの再建で、従来の債務に加え新たな借金を負わなければならない「二重ローン」の解決策として旧債務の返済を免除できないか、と▼家屋が全半壊した世帯には、最高で300万円が国などから支給されるものの、これで賄えるケースは少ないだろう。新規の借入金利を一定期間ゼロにする方策もあるが、返済額が膨らむことに変わりはない▼そこで「平成の徳政令」の実現可能性が検討されるようになった。手を差し伸べるのは、永仁のときのような支配する側の御家人ではなく、被災した一般の人々。新たな「仁政」を打ち出す好機なのかもしれない。
 
  福島民友新聞
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2011.05.29 Sun l 未分類 l top
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