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http://www.at-s.com/news/detail/100031963.html

5月28日(土)(5/28 07:11)

 東京電力、トラブル隠し―。きのう東電の不祥事を本紙データベースで調べたら二つのキーワードだけで300件近くに上った。2002年、福島第1原発などで配管ひび割れなどのトラブル隠しが次々明るみに出た際、社長になった勝俣恒久現会長がインタビューに応じている

▼信頼回復に向けた取り組みについて聞かれ、社長は概略こう述べた。「仕事の実態に合ったマニュアルを作り、徹底的に守らせる。上司に不正を命じられても“それはおかしい”と言える風土が大事」と。しかし、その後も検査データ改ざんや偽装が発覚し、社長の決意が社員に浸透することはなかった

▼今また、東電のあまりにもお粗末な組織体質がさらけ出されてしまった。福島第1原発1号機の原子炉を冷やす海水注入を55分間止めたことは、誰が「止めろ」と言った言わないで国会論戦にまで発展したが、その後一転して「実は注入は継続していた」と東電が訂正したのである

▼事態の悪化を防ぐことが重要だとして、最前線で事故収束の指揮に当たる吉田昌郎所長が独断で注水を継続していたという。作業を急がせる本店に、作業員の安全が第一だとやり合うこともある親分肌の所長らしい

▼所長が注水の継続を長期間、黙っていた問題は別にして、注水継続の判断自体は適切だったというのが専門家の見方だ。東電も技術的には妥当な判断と見ている

▼どんな組織でも現場をよく知らない経営陣が口出ししてうまくいったケースはあまり聞いたことがない。官邸は、人命に直結する原発の技術的な判断は現場に任すべし、だ。そして東電が守るべきは「会社」ではなく、国民の「命」だということを思い知るべし。

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2011.05.29 Sun l メディアリテラシー l top
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