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正平調
2011/05/27
走り梅雨かと思っていたら、きのう、近畿地方の梅雨入りが発表された。平年よりも随分早い。週末は関東や東北も雨模様になりそうだ◆「一味の雨」という言葉がある。雨は万物を平等に潤す。生きとし生けるものに等しく行き渡る仏の教えを、雨に例えてこう表現する。大地や草木に生気を与える天の恵みは本来、喜ぶべきものである◆今年はその雨の降り方が気に掛かる。原発事故で放出された放射性物質は風で運ばれ、雨と共に地上に降り落ちる。むやみに怖がることはない。まして関西は遠く離れている。だが、気にするなといわれても気になる。それもまた人情だろう◆千葉や群馬の茶葉から暫定基準値を超える放射性物質が検出された。ただ、全ての茶葉ではなく、場所も限定されている。根が地中から吸い上げたのではなく、葉の表面に付着したらしい。やはり風と雨の影響のようだ◆「傘もなく/男は雨中をさまよい歩く」。福島市の詩人、伊武トーマさんはそうつづる。「放射能の雨に打たれ/過去でも未来でもない/止まった時に爪を立て(中略)当(あ)て所(ど)なく/瓦礫(がれき)の山をさまよい歩く」(雨中をさまよう男の唄)。出口の見えない状況に対する心細さが伝わる◆今年の梅雨は雨の量が多いという。豪雨が被災地に追い打ちをかけないか。できれば、原発を鎮める慈しみの雨であってほしい。青空の下でチョウを追う。そんな梅雨明けを願う心境だ。

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2011.05.27 Fri l 未分類 l top
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