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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110527_01.htm

河北春秋剣道の試合ではただ技が決まっても一本にならない。打ち、突いた後も、慌てず騒がず相手の反撃に備える姿勢が求められる。その身構え、心構えを残心という▼空手や弓道、茶道などの世界にもある言葉だ。剣道の場合は単なる勝ち負けだけでなく、相手を思いやる気持ちを保ち続けよ、との思想が根本にある。心を途切れさせてはならないとも言えようか

 ▼28年前の5月26日、能代市西方沖の海底を震源とする日本海中部地震が起きた。男鹿半島の加茂青砂海岸では、遠足中だった合川南小(旧秋田県合川町、現北秋田市)の児童13人が津波にのまれ、犠牲となった▼殉難の地には、13人の名前が刻まれた慰霊碑が立つ。先日、訪れる機会があった。地区の人の手によるものだろうか、それとも遺族の方か、花と小さな飲料が供えられていた。残心とはここでは追慕のこと

 ▼合川南小は来年廃校となり、別の学校に統合される。26日には、今の学校としては最後となる慰霊式が行われた。ひと区切りのようだが、統合後も慰霊の式典は続けられるという▼東日本大震災から2カ月余、見た目の復興は進む。もちろんそれで良しではない。犠牲者を悼むことを忘れまい。それが今もつらい思いをしている人たちに寄り添うことにもなる。少しずつ少しずつ、心の復興を。

2011年05月27日金曜日
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