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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110527.htm

風 土 計

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2011.5.27

 東京・上野にある国立科学博物館の日本館に「津波の化石」が展示されている。正確に表現すれば、津波によって形成された地層だ

▼宮古市から田野畑村にかけての白亜紀前期の地層「宮古層群」には、砂岩層の上に礫岩(れきがん)層が堆積した場所があり、この中にはサンゴなどの破片が含まれている。当時の亜熱帯の海底が津波でえぐられて堆積したものが「津波の化石」というわけだ

▼白亜紀は、三畳紀、ジュラ紀とともに、大型の爬虫(はちゅう)類が続々出現した中生代に属する。博物館には、その代表として首長竜フタバスズキリュウ、魚竜ウタツサウルス、そして日本で初めて発見された恐竜モシリュウの化石も並ぶ

▼産地は順に、福島県いわき市、宮城県石巻市、本県の岩泉町。ウタツサウルスは最初に宮城県歌津町(現南三陸町)で発見されたのが名前の由来だ。東北地方の化石は、日本列島の生い立ちを語る上で欠かせない

▼三陸海岸には1億年以上前の恐竜時代にも津波が押し寄せていた。東北の海を泳ぎ、陸を歩いていた彼らもさぞや驚いただろう。何が起きたか分からないまま、逃げ惑ったに違いない

▼化石が見つかった場所は、偶然にも今回の大震災の被災地と重なる。気の遠くなるような時を隔てて、再び襲って来た津波。展示の前でしばし立ちすくんだ。

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