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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110525.htm

風 土 計

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2011.5.25

 明治中期、英国の詩人でジャーナリストでもあるエドウィン・アーノルドという人物が来日した際のスピーチが、日本の主要紙から手ひどく批判されたという

▼どんな暴論を-と思いきや、さにあらず。アーノルドは日本の景色や美術を絶賛。日本人は「神のように美しい性質」であり「魅力的な態度、礼儀正しさは謙虚ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない」と評した

▼これに対し各紙の論説は、政治や軍備面の進歩に触れず、専ら美術や風景、人々の優しさと礼儀などを褒めるのは一種の日本軽視であり侮蔑-と激怒した。「逝きし世の面影」(渡辺京二著、平凡社ライブラリー)に記述がある

▼空前の大災害に遭っても礼節を失わない東北の人々の姿を称賛する各国の反応に接し、このエピソードが思い浮かんだ。明治半ばといえば、列強に肩を並べるべく日本が猛進を始めたあたり。当時の各紙の論調は、時代の空気ではあるだろう

▼その頃に置き去りにされた日本の原風景は、どっこい東北で生き続けている。文明の荒波にも屈せぬ風土や文化の何と力強いことか。片や、その価値を外から教わる風土も根強いことを知らされる

▼とかく口べたと言われる東北人。美徳に通じるものかどうかはさておき、それに政治が甘え続けるようでは黙っちゃいない。

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