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http://www.at-s.com/news/detail/100030431.html

5月23日(月)(5/23 07:26)

 3月11日の東日本大震災以来、心にぽっかり空いた空洞が埋めきれない。わずかな期間に、たくさんの人の命をめぐる話に接したせいからかもしれない。毎月の命日に黙とうする被災者にとっては、なおのことだろう

▼警察庁の発表によると、これまでに1万5179人の方が亡くなり、いまだに8803人の行方が分からない。18都道県約2500カ所に今なお11万人近くが避難している。事実の重さに耐え難い日々が続いている

▼手近にあった冊子「東井義雄賞 いのちのことば」をふと手に取った。兵庫県豊岡市但東町出身の教育者東井氏の遺徳を顕彰する賞として、昨年まで7回公募が続いた。全国から市井の人々の心に残る言葉が寄せられている

▼〈私を立ちあがらせてくれた母のあの一言〉の入賞トップに選ばれた言葉「よう聞きよ。人間はな、陰でほめてもろて一人前や。はよう、人から陰でほめてもらえる人間になりや」(兵庫県)。秀作の筆頭は「つらい一日でも、涙のうちに寝ないこと。一度にっこり笑ってから眠るのよ」(藤枝市)

▼最終回は〈いのちに目覚めさせられたあの一言〉。60代半ばの男性(東京都)の心に残る言葉は、貧しさにあえぐ暮らしの中で自分の幼子をふびんに思った時によみがえった祖母の鹿児島弁だった。「子は親を選べんで生まれてくるっていうのは嘘じゃっど。大事な命を与えてくれた親を選ばんで生まれてくるはずは、なか」。孫のいる身になった今、しみじみと心に響いてくる言葉という

▼父が悩む娘に転機を与えた一言もある。「語るための人生じゃない、生きるための人生だ」(東京都)。きっと被災地にも珠玉の言葉が星の数ほど残っただろう。



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2011.05.23 Mon l メディアリテラシー l top
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