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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110523ax

北斗星(5月23日付)
 五月晴れの青空に立ち上る幾筋もの煙。一体何だろうと近づいてみると、折れたリンゴの枝などを集めて燃やしている煙だった。今月上旬、横手市増田町での光景である

▼焼却するために、果樹園のあちこちに集められた残骸は枝だけではなかった。雪の重みで裂けた太い幹もかなりある。毎年たわわに実を付けてきた大切な木が、バチバチと音をたてて燃えている。それを無言で見詰める夫婦の後ろ姿が切なかった

▼今冬の記録的な大雪による農業被害の実態が、雪解けとともに明らかになった。中でも県南を中心とした果樹被害は深刻だ。被害額は全体の7割に当たる26億円余りに上っており、今後さらに膨らむ見込みという

▼東日本大震災の発生で本県の大雪被害はかすみがちになってしまったが、現場の状況は被災地そのものである。手塩にかけて育ててきたリンゴの木やブドウ棚の大半が被害に遭った農家も少なくない。生産意欲を喪失した人もいるのではないかと心配だ

▼復旧が必要なのは太平洋側だけではない。地道な努力で築き上げた本県の地域ブランドも、大きな危機に直面している。植え替えたリンゴの木は収穫まで5年前後かかるだけに、産地再興に向けては被災農家に対する物心両面での支援が急務だろう

▼今年は果樹産地としての再生を懸けた一年になる。雪解け後の気温が平年より低めに推移するなど天候不順も気掛かりだが、これまで培った技術や経験を生かせば活路は開ける。頑張ろう果樹農家。

(2011/05/23 09:25 更新)
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2011.05.23 Mon l メディアリテラシー l top
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