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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004091920.shtml

正平調
2011/05/22
江戸時代の加古川流域は綿の一大産地だった。工楽(くらく)松右衛門はその綿を使って丈夫な帆布を発明する。故郷高砂の高砂神社に像が立つ◆松右衛門帆は津々浦々に広まり、海運の発展に貢献した。船が往来した歴史を映すような挿話を聞いた。仙台市宮城野区の高砂という地名は、播州高砂浦に似た風景から江戸時代に命名されたという。両方の浜を知る人がいたわけだ◆仙台の高砂にも、浜辺の松林に高砂神社がある。いや、あった。高砂市の鍼灸(しんきゅう)師板東晋さん(28)が撮った映像では、松も津波になぎ倒され、社殿は跡形もない◆板東さんはバンド活動をしてきた。テレビで同じ名前の高砂が被災したと知り、支援を思い立つ。音楽仲間に声をかけ、ライブを開き義援金を募る。地名の由来は知らなかった。避難所となった高砂市民センターに電話し、浅見健一館長(63)に教えられて驚いた◆5月になり、集めた約47万円を避難所に届けた。大勢の被災者に拍手で迎えられた。家族や家を失った人が、高砂の縁を喜んでくれる。がれきの山が連なる荒涼とした光景の中、住宅の再建に励む人がいる。板東さんは思案する。「何かしたい。僕らに何ができるだろう」◆避難中の人たちも、出会いを大切にしたいと思った。今、仙台らしい手作りの返礼を皆で用意している。「まだ秘密です」。電話の向こうで浅見館長が笑う。高砂の命名者も想像しなかっただろう交流が始まる。

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2011.05.22 Sun l メディアリテラシー l top
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