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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110522.htm

風 土 計

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2011.5.22

 高架を走る新幹線に乗っていると、福島県内では屋根に何かが張り付いている家を度々目にする。時期外れのこいのぼりか、と一瞬思ったが、よく見るとビニールシートだ

▼「浜通り」と呼ばれる沿岸部でも同様。聞くと、地震で瓦が崩れた屋根を応急措置しているのだという。液状化によって地盤沈下も見られる。地震の爪痕は深い。しかし福島では、何と言っても原発事故の影響が深刻だ

▼いわき市に在住し、原発と闘う住民運動組織の幹部には事故後、電話相談が寄せられるようになった。「逃げた方がいいか」という内容で、2日に1本の頻度。安全神話崩壊前までは危険性に対する共通認識が乏しく、住民は大きな混乱に陥った

▼この幹部は電話の相手に放射能について説明しつつ、転居によって仕事を失うリスクや、転校が子どもに与える影響などを考えて判断するよう促すという。そして「不安は分かるが、できれば福島に残ってほしい」と伝える

▼「対策として子どもは帰宅したら手洗いとうがいを徹底させる。野菜は水洗い。福島産の魚は臓物を除いて食べる。それでも嫌なら転居を考えて」とも。苦渋の助言といえる

▼内陸部「中通り」の繁華街はにぎわっていた。当たり前の日常なのに、なぜかほっとした。原発周辺の無人と化した街には、いつ日常が戻るのだろう。

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