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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004084720.shtml

正平調
2011/05/20
名前が並ぶ。れんさん、りんさんはお年寄りのようだ。中国系の名前もある。カタカナの名前は外国人だろう。どの名前も「生きているぞ」と精いっぱい叫んでいるように思える◆岩手県の地元紙、岩手日報は東日本大震災の3日後から、県内の避難所に身を寄せる人たちの名前を掲載し始めた。市町村と避難所、被災者の氏名の簡単な内容で、記者が取材で確認した名簿をそのまま毎日、載せ続けた◆多くの新聞が犠牲者の名前を伝えている。だが、避難者の名前の紙面化はあまり例がない。未曽有の大災害の中で、それは一人一人の生存を伝える、極めて重要な情報となった◆震災では岩手や宮城などの沿岸部が津波で壊滅した。通信や交通網が途絶し、被災者の多くが孤立した。無事なのか。無事ならどこにいるのか。人々が何よりも知りたかった情報は、大切な人たちの安否と居場所だった◆多くの避難所では手書きで名簿を作っていた。自衛隊員が聞き取った名簿もある。それを写して報道した。地元ラジオ局も同様の放送を始めていた。「どこに誰がいるのか。読者の問い合わせも多く、とにかく名前を伝えることが先決と判断した」と読者センターの工藤哲次長は振り返る◆約4万5千人。紙面に掲載された名前の総数だ。名簿の作成と公表は、4月から岩手県が引き継いでいる。災害に負けず懸命に生き抜く人たちが生活再建に踏み出せるよう、心から祈る。

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2011.05.20 Fri l メディアリテラシー l top
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