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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110518ax

北斗星(5月18日付)
 日本人の作法は明治時代の文部省が作った。日清、日露の戦争で立て続けに勝利し、世界の中の日本にふさわしい振る舞い方が必要だったからである。「明治人の作法」(文春新書)で知った

▼腰を曲げてあいさつするのは卑屈に見えるから駄目。夏場に外で裸になって働くのは外国人に笑われるからご法度。作法は西洋人の目をたぶんに意識して作られたようだ

▼だが、全国画一ではなかったとみえる。作家の海音寺潮五郎さんがある対談集で述懐していた。鹿児島で中学教師をしていた昭和の初めは、近所の女性が腰巻き一つの裸だったと。夏の暑さの前には明治人の教えも神通力を持たなかったということか

▼「一時の感情に走り、礼を乱さない」「しばしば時計をのぞかない」「言葉は平易にして、みだりに新語や外国語、学術用語を使わない」。これは明治の会議作法だそうだ。耳の痛いご仁も多いだろう

▼大正12年の関東大震災で東京はがれきの山と化した。復興に際し、新築の小学校には理科室などを優先して整備。それまで多くの学校に設置されていた作法室は姿を消したという。日本人の礼儀作法の劣化は、意外にもこの辺から始まったのかもしれない

▼6月末に第1次提言をまとめる東日本大震災「復興構想会議」は地域経済と社会の再生が使命である。効率のみを追い求めては失うものも出てこよう。地域の希望や願いを尊重しながら、どれだけ東北の風土に根差せるか。地域の未来はそこにかかっている。

(2011/05/18 10:00 更新)
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2011.05.18 Wed l メディアリテラシー l top
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