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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110515_01.htm

河北春秋 震災から2カ月がたち、浜の再生が語られ始めた。議論は緒に就いたばかりだが、安全な暮らしに向けた行政の意図と地元の思いがかみ合わない場面がややもすればのぞく▼行政は原状回復の一歩先を見通す。宮城県知事が国の復興構想会議で示した民間企業への漁業権の開放は、そうした意図の表れだ。だが、大きな変化を伴う将来像は浜に戸惑いをもたらし、現役世代の声は時に怒気さえはらむ

 ▼一日も早く海に出たい。祖先から受け継いだ暮らしを復活させたい。民間参入と協業化により「サラリーマン化すれば生産意欲は減退する」と断じた宮城県南三陸町の養殖業者の一言は、独立独歩の漁師の意地が言わせたに違いない▼震災前から浜の高齢化は進み、水産業は原油高や魚価安の厳しい環境にあった。安定的な将来に導こうとの政策は分かるが、地域再生は現役世代のやる気があってこそ。「いま力を貸してもらえれば、必ず自力で立ち上がる」という気概に応えるすべはないか

 ▼津波に強い町を作りたい。水産業も復活させたい。南三陸町の若者たちは、二つの願いの両立を「海と仲直りする」と表現した。いい言葉だと思う▼海と人との大きな「けんか」は、今回が初めてではない。深い傷は負ったが、相手を遠ざけるばかりが仲直りの方法ではない。

2011年05月15日日曜日
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