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【編集日記】(5月14日付)

 原発事故を逃れて避難した人たちのもとを訪れたボランティアから「こちらが元気をもらった」という声を聞く。苦難に立ち向かう人間の底力を感じたからこその言葉だろう▼力量が試されているように感じる。身内を亡くし、自身も被災者でありながら、率先してボランティアに汗を流す人がいる。原発の収束に向け命懸けで作業する人たちがいる。一方で、被災者を装って金銭をだまし取るやからもいるというからあきれてしまう▼私たち新聞人はどうだろうと自問する。必要な情報を届けることができているだろうか。未曽有の震災に原発事故。放射能という目に見えない敵を相手に、正確で分かりやすい報道をしなければならない▼「連絡が取れたんです」。電話の向こうで弾み、その後に潤んだ声が忘れられない。感謝の言葉に「本当によかったですね」と、こちらもこみ上げるものをこらえる▼行方が分からなくなっている知人から連絡がほしいと、本紙「避難所から」に掲載を依頼した同じ被災者の女性からだった。掲載当日に連絡が来たという。女性からの「頑張ってください」との言葉に、丸くなっていた背中が思わずしゃきっとなる▼言葉や文字が持つ力は強いとあらためて感じる。そう信じるからこそ一歩が踏み出せる。私たち新聞人も、力を試されていると深く心に刻む。
 
  福島民友新聞
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2011.05.14 Sat l メディアリテラシー l top
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