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http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/622.html

 主治医の勧めで、糖尿病のインスリン注射をやめた。飲むタイプの新薬に切り替え、食事のたびに自分で打つ注射から解放された。個人差があるのだろうが、効果はまずまず。血糖値は下がり、体重が減った。わずかだがズボンのベルトを切り落とした
▼インクレチンというホルモンの働きに着目した薬だ。「夢の新薬」とも称される。1年半前に承認されたばかりなので、未報告の副作用があるかもしれない。医師は「食欲が落ちる場合がある」というが、こんな副作用なら歓迎だ
▼これまでの食べ過ぎを省みた。食欲の赴くまま、「腹八分」は無視していた。外食時は、「残すともったいない」と家人の皿までぺろり。注射を免罪符に、生活習慣を改めなかった
▼意志の弱さは認める。ただ言い訳すれば、眼前への食べ物の供給が、食欲という需要を生み出していた面がある。そこに新薬が登場し、どうやら悪い流れを断ち切れそうだ。そう考えると、食生活以外にも、供給によってつくり出された過剰な需要があるように思える
▼この夏、電力の供給不足が懸念されている。病院や交通機関で電気は不可欠だし、猛暑となれば、高齢者にとって冷房は生命線となる。とはいえ、あって当たり前、湯水のように電気を使う私たちの生活習慣はこのままでいいのか
▼「今更、ひと昔前の生活に戻れない」とはよく聞く言葉だ。消費が経済成長の原動力となり、繁栄を築いたという見方はある。しかし、そろそろ「決断」という薬で、過剰な消費生活を変える時期ではなかろうか。
新潟日報2011年5月12日
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2011.05.12 Thu l メディアリテラシー l top
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