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 【編集日記】(5月10日付)

 「一切ノ衆生ハ悉(ことごと)ク仏性アリ」。この世に生を受けたものはみんな仏になる可能性を持つと釈迦は説いた▼「草木成仏」とか「山川草木国土悉皆(しっかい)成仏」などと言われたりもする。インドで生まれた仏教が日本に入ってくると、命を持つ草や木はおろか山や川、土に至るまで、森羅万象が仏になれる本質を持っているものと理解されるようになった▼いずれの言葉にも仏教における難しい考え方が込められている。その中にはこの世にあるものすべてがそれぞれに等しい命と価値を持ち、輝きながら無限の時間のなかで再生を繰り返していくという日本的な思考が反映されている(「森と山と日本人」NTT出版)▼きょうから「愛鳥週間」が始まった。日本鳥類保護連盟によると「鳥にとってすみよい環境、つまり、鳥を取り巻く生態系を含めて守っていこうという愛鳥思想を普及するため、象徴として定められた1週間」だ▼日本人は縄文時代以来、自然に対し深い感謝と畏敬の念を持っていた。それは命が輝いている美しい世界を慈しみながら、その命ある世界が、未来に向かって続くことを願う文明という▼東日本大震災では多くの命が失われた。発生から2カ月になるというのに、今も多くの人たちが悲しみと苦しみから抜け出せない。つらい現実だ。輝く季節に命の重みをあらためて思い知る。
 
  福島民友新聞
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2011.05.10 Tue l メディアリテラシー l top
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