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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110509.htm

風 土 計

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2011.5.9

 芸術の形態に「シュルレアリスム」と呼ばれる分野がある。「超現実主義」と訳される。意識がとらえられる現実を超え世界を追求する。「シュール」という言葉の由来だ

▼絵画では、ありえないような構成にもなる。空に城が浮かんでいたり、電話の受話器がエビだったり。奇妙な組み合わせ。だが時として、現実世界にも奇妙な組み合わせは登場する。米中枢同時テロのシーンもそうだった

▼摩天楼に航空機が突き刺さっている。衝撃的映像が流れる中、もう1機が突入。異常な光景に、ぼう然とするばかりだった。あの「9・11」の悪夢から10年。主謀者のウサマ・ビンラディン容疑者がついに殺害された

▼米国は歓喜にわいている。「テロの脅威との戦い」の大きな成果だ。だが忘れてはいけない。「大量破壊兵器保有」の虚偽情報を基にイラク戦争を引き起こしたことを。ミサイルに見舞われたイラク国民にとっては「ありえない」事態だったろう

▼日本では今、大震災によって「ありえない」光景が広がる。建物に乗る巨大な船、街に転がる無数の車。だが最も異様なのは、住民が姿を消した福島第1原発周辺ではないか

▼「想定外」という低い意識が生んだ「3・11」の悪夢は、「放射能の恐怖」に直面させた。「あってはならない事態」は、いつ解消されるのだろうか。

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