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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110507ax

北斗星(5月7日付)
 白く乾いた土がトラクターの通った後は焦げ茶色のほっこりとした土に変わっていく。秋田市郊外の田んぼでは田起こし作業が盛んだ。代かき作業も始まっており、直に田植えの季節となる

▼トラクターの後を追いかけていく数羽のカラスを見た。耕された土にミミズなど餌になる生き物がいるのだろう。ごみ集積所でポリ袋をつついて生ごみをまき散らす姿は憎々しげだが、田んぼのカラスはかいがいしい

▼田起こしをした土を餌場にするのはカラスに限らない。近くにはトラクターの行方をじっと見守るサギの姿も。こうした鳥たちの存在は、土壌が肥沃(ひよく)であることの証しといえよう

▼東日本大震災の大津波による塩害で岩手、宮城、福島など各県の広大な田んぼが作付けできなくなっている。土壌から塩分を取り除くのは簡単なことではない。長年、土作りに励んできた農家の胸中はいかばかりか

▼ポエニ戦争に勝利したローマ軍は、敗れたカルタゴの地に塩をまいたという。草木が生えないようにという憎悪の深さに戦慄(せんりつ)させられる。原発事故によってまき散らされた放射性物質の厄介さは塩の比ではないだろう。たとえ時間はかかろうと万策を尽くし回復を図りたい

▼宮城県名取市の農家は、津波に遭いながら花を咲かせたハウス栽培のカーネーションを出荷している。大半が枯れてしまった中で貴重な花々だ。その一部は本県でも販売されているという。あすは母の日。あなたの贈るその一輪は名取市産かもしれない。

(2011/05/07 10:38 更新)
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2011.05.07 Sat l メディアリテラシー l top
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