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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110502.htm

風 土 計

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2011.5.2

 1993年7月の北海道南西沖地震、津波で壊滅的な被害を受けた北海道奥尻町は、「蘇(よみがえ)る夢の島」を合言葉に復興に立ち上がった

▼6年前奥尻島を訪ね、復興した町を歩いた。島の周囲約84キロのうち約14キロは、高さ最大11メートルの防潮堤に囲まれ、高台へと続く避難路や誘導灯が目に付いた。島内の四つの川には遠隔操作できる水門も設けられた

▼注目されたのは、漁港に整備された高さ約6・2メートルの「人工地盤」。地上から五つの階段で上がることができ、広場上の防風雪シェルターにつながっている。さらに、高架橋で高台に避難できる。漁業者のための画期的な施設だった

▼一方、難題もあった。津波の被災地は全戸高台移転の計画だったが、潮の様子や風向きなどへの漁師のこだわり、隣近所の触れ合いを大切にしたいとの思いもあり、移転を拒む人もあった。そこで、港に近い標高の低い土地を約6メートルの高さまで盛り土した

▼奥尻町が復興宣言したのは、地震から5年後。「災害に強い町」に生まれ変わったが、「素晴らしい砂浜の海岸がコンクリートの壁に変わり、漁師街の風情がなくなった」「どれだけハード面を整備しても絶対ということはない」との声も聞かれた

▼大震災を教訓に安全で暮らしやすい三陸地域をいかにつくっていくか。先人の教えを生かし知恵を絞りたい。

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