上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/0502n.html

【編集日記】(5月2日付)

 きょうは、立春から数えて88日目の「八十八夜」。文部省唱歌「茶(ちゃ)摘(つみ)」の通り野も山も緑鮮やかな若葉が茂る季節になった。4日後には立夏を迎える▼「八十八夜の別れ霜」という言葉もあるように、地域によっては霜の心配がなくなり、本格的な農作業を始める時期ともされている。例年ならば、すがすがしい風に吹かれてそこここで田植えが行われる▼今年の県内では、その当たり前の風景を目にすることができない所がある。大震災による津波で水没したり、原発から飛散した放射性物質で浜通りを中心に作付け制限の対象でない水田も含めて田植えを見送った▼「農家が作物を作れないとは」「来年は作付けできるのか」。土壌汚染という経験したことのない事実を突き付けられた農家の忸怩(じくじ)たる思いや悲痛な訴えを、政府や東京電力はきちんと受け止めているのだろうか▼田植えができる農家でも、今年はいつもとは違って不安を拭い切れないだろう。約半年間、わが子のようにかわいがって収穫するコメが、いわれのない風評に巻き込まれないようにと願う気持ちは想像に難くない▼農業では大切な節目の「八十八夜」をこのような形で迎えるとは誰も思っていなかったろう。初夏の日差しの中で何の心配もなく、いつもの田んぼでいつもの農作業ができる日が早く来るよう祈らずにいられない。
 
  福島民友新聞
関連記事
スポンサーサイト
2011.05.02 Mon l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。