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http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4127&mode=0&classId=2&blockId=9837706&newsMode=article

あぶくま抄(5月2日)  
 いわき市の小名浜港湾施設の最南端にいわきサンマリーナはある。施設へ続く鉄の門は大型連休を迎えても固く閉ざされたままだ。津波はマリーナとともにクルーザーやヨット約150艇をのみ込んだ。
 地震が発生し、すぐに運営会社の従業員や船の持ち主、釣り客全員が高台に避難した。責任者が最後に門を閉めた直後、津波が襲う。整然と係留されていた船は陸に打ち上げられ、沈没し、沖に流される。突然、季節外れの横殴りの雪まで降り出す。海を見つめる誰もが、全てが消えていく恐怖におののいたという。
 マリーナは県内初の本格的ヨット用水域などを備えた港湾として、平成7年のふくしま国体に合わせて整備された。ヨット競技会場となった国体の後は、子どもから大人まで楽しめる海洋スポーツの拠点となる。暖流と寒流が交わる外洋でのカジキやメジマグロなどの大物釣りも評判となった。保養地を思わせるような眺望も人気だった。
 ゴールデンウイークという言葉がむなしく響く。県内ヨット愛好家の長年の夢をかなえた施設だった。従業員は復活を心の支えに、流失した船の情報収集に当たる。閉ざされた鉄の門が開く日は必ず来る。

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2011.05.02 Mon l メディアリテラシー l top
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