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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110502ax

北斗星(5月2日付)
 漢字は長い年月を経てさまざまに形が変遷していることが多い。一目見て、もともとの意味をそこからつかみ取るのは専門家でもなければ難しい

▼人と人がごちそうを挟んで向かい合う姿を表したのが「郷」という字。それに「音」を組み合わせれば「響」となる。「響」は、テーブルを挟んで向かい合った2人が、ごちそうを食べながら会話をする様子を表現しているのだという

▼食はコミュニケーションの原点。皆で食卓を囲めば自然と顔もほころんでくる。食を通した人と人のつながりの大切さを、「響」という字がさりげなく教えてくれる—。福島県出身の書家高橋政巳さんは共著「漢字の気持ち」(新潮文庫)で指摘する

▼現実には、家族全員そろって食事をする機会が少なくなったという人も多いだろう。親は共働きで、子どもは遅くまで部活や塾通い。それでもたまにはそろって食卓を囲みたい。おいしい料理を食べながら一日の出来事を伝え合う喜びは、何物にも替え難い

▼東日本大震災発生後、特にその思いが強くなった気がする。あれから50日。被災地では仮設住宅の建設が急ピッチで進められている。だが用地確保が難航し、希望者全員に行き渡るにはまだ相当の時間がかかりそうだ

▼つらい思いを抱えたままの被災者をしっかり支え、生活再建への歩みをできる限り後押ししたい。料理が並ぶテーブルを囲み、たわいのない会話を楽しむ。一人一人に、そんな穏やかな日常が一日も早く届くよう切に願う。

(2011/05/02 09:35 更新)
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