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 一人暮らしの母親から電話があった。寒さが続いた2月のころの話だ。天井裏にスズメが迷い込んだらしいという。時々ピーピーと鳴く。うるさくはないが、どうしたものか、という相談だった
▼中越沖地震で実家の古い土蔵が壊れ、解体された。瓦と壁のすき間が「スズメのお宿」だった。都会ではビルが増え、スズメのすみかが減っているという。わが郷土でも住宅難のスズメが増えているのかと、思いを巡らせた
▼実家の居間に座る。確かに頭上から「ピッ、ピッ」と聞こえる。見上げた視線の先にあったのは住宅用火災警報器だった。腕時計で計ったら、きっちり40秒間隔で「ピッ」と“鳴く”。使用説明書を読むと、電池切れの合図だと分かり、スズメ騒動はお笑いで幕となった
▼問題はその先にあった。脚立に上がり、首を曲げて両腕を伸ばす。ふたがなかなか外れない。プラスチック製品にありがちな固さである。不自然な姿勢に耐え、ようやく電池を交換した。80歳間近の母親にはとてもできない作業だと実感した
▼火災時に、警報器があれば命が助かる率が格段に上がる。だからこそ設置が義務づけられている。期限は今月末だ。早い時期に取り付けた家庭では、電池切れを迎えるころかもしれない。いざというときに備え、点検しよう
▼高齢者世帯が増えている。若いうちは簡単な電球や電池の交換がお年寄りには難しい。こんなときは町の電気屋さんが頼りになる。家族構成や年齢をほどほどに知っている点は、量販店にはない強みだ。ご近所の力を見直したい。
新潟日報2011年5月1日
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2011.05.01 Sun l メディアリテラシー l top
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