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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m05/fudo110501.htm

風 土 計

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2011.5.1

 書店を訪れると、震災関係のコーナーが目に入る。防災、地震、原発などに関するさまざまな本が並ぶ

▼そんな中の一冊に、故吉村昭さんの「三陸海岸大津波」(文春文庫)がある。明治と昭和に襲った津波を描いた記録文学。今回の大震災の実態と重なる部分も多く、心に染み入る。根拠のない言い伝えや油断によって命を落とした事例などは教訓を今に伝える

▼1933(昭和8)年の津波被災時に書いた田老尋常高小生の作文も紹介。家族を失った少女はつづる。「『叔父さん、お母さん達は見つからないの』と聞くたびに、叔父さんは目に涙をためて、『お母さん達は、たしかに海に行ったろう』と言うのでした」

▼孤児となった少女は、岩手や北海道の親戚宅を転々とした後、19歳で故郷に戻った。同じく家族を亡くした教員と結婚。吉村さんが訪ねたときは若々しく明るい校長夫人だったが、津波の話には目に涙を浮かべたという

▼今回の大震災による「震災孤児」は本県で57人に上る。一時的に親族が預かっていても、長期の養育が難しい家庭もあるという。子どもたちを社会で支える必要がある。里親になることを希望する人も相次いでいる

▼県は就学支援を図る基金を創設する方針を示した。ふるさと納税や寄付による積み立てを考えている。支援の輪を広げていきたい。

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