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正平調
2011/04/30
著名な兄弟といえば、誰を思うだろうか。そろって横綱となった若貴、政界には鳩山由紀夫・邦夫氏がいる。都知事に4選された石原慎太郎氏と俳優の裕次郎は違う分野でトップに立った◆だが、兵庫県福崎町出身の松岡5兄弟ほど違う道を極めた兄弟も珍しいだろう。最も有名なのは、民俗学を切り開いた柳田国男。ほかに医師で町長を務めた長兄や万葉研究で知られた歌人、言語学者もいる。末弟が日本画家の松岡映丘だ◆その映丘の生誕130年展が、姫路市立美術館で開かれている。近代のモダニズムを融合させた新しいやまと絵で、平安の絵巻物の世界や源平合戦などをダイナミックに描き出す。緑青と群青を使った風景にも、目が吸い寄せられる◆故郷を出て東京で、兄たちの支援を受けながら絵を学び、活躍した映丘。展覧会の準備中、学芸員は兵庫が舞台となっている絵が多いことに気付いた。源義経の「鵯越」はもとより、「宇治の宮の姫君たち」は源氏物語の「須磨」の場面とされる◆絵の原点は、子どものころに見た人力車の武者絵だと、国男は著書「故郷七十年」で回想する。生地の福崎・辻川は生野銀山から姫路へと続く産業道路「銀の馬車道」に面する。そこに集まる人力車を見に幼い兄弟は何度も通ったという◆映丘は56歳で亡くなった。その半年前、病を押して帰郷した。自分を育てたふるさとの光景を、目に焼き付けたかったのだろうか。

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2011.04.30 Sat l メディアリテラシー l top
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