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 いざというときに人の本性が現れる、といわれるが、それは気心が知れたはずの夫婦間にも当てはまるようだ。阪神大震災の際に、ちまたでささやかれた「おにぎり離婚」なる言葉を思い出した
▼家族で避難所暮らしが始まる。当初は食料が足りず、例えば夫婦と子供におにぎり一つ、ということもあった。夫は避難所から通勤し、空腹で戻る。目の前にあったおにぎりをためらいなくパクリ
▼妻は怒る。「私と子供はどうするの」「おれは働いてんだ。悪いか」-。この先の展開は省略するが、日ごろからお互いに水面下で抱えていた違和感が、液状化した砂のように表に噴出する。そんな例が相次いだ
▼大震災の福島県いわき市「アクアマリンふくしま」から新潟市の「マリンピア日本海」に避難しているタツノオトシゴから稚魚が生まれた。仲良し夫婦で知られるこの魚は、雌が雄の腹部に産卵し、雄が育てて“出産”する
▼動物行動学者の小原嘉明さんによれば、オーストラリアのシドニー湾にすむ種は、繁殖期間の約5カ月間、夫婦が毎日同じ場所で一定時間を一緒にすごす。約3週間ごとに産卵から出産までを繰り返すのだが、夫婦以外の異性がちょっかい出しても見向きもしない
▼小原さんの著書「恋の動物行動学」の副題は「モテるモテないは、何で決まる?」だ。いざというときに愛想を尽かされず、逆にほれ直されるぐらいでいたいが、わが身を振り返るといささか心もとない。タツノオトシゴの仲むつまじさを見習うべく、久しぶりに水族館に足を運んでみようか。
新潟日報2011年4月27日
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2011.04.27 Wed l メディアリテラシー l top
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