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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m04/fudo110427.htm

風 土 計

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2011.4.27

 古来、前兆としてナマズが暴れる-などとされた地震に、学問として研究する道を開いたのは二戸市出身の地球物理学者田中舘愛橘だ

▼海外留学から帰国間もない1891(明治24)年10月28日早朝、濃尾大地震が発生。震度6~7の揺れが岐阜、愛知両県を襲う。愛橘は弟子とともに現地に駆け付け、震源地の根尾谷で延長80キロにわたり、6メートルもずれた断層を発見する

▼地震で地磁気が変化することを証明し、地震研究で世界の先駆けとなった愛橘は、東京にとって返して母校東京大の総長に地震災害を軽減する研究の必要性を直言。現在の東大地震研究所に連なる震災予防調査会の設置に貢献した

▼有名な「50年後の夢」は、95歳で死去する前年の1951年に、これも愛橘が創始者である日本式ローマ字で書かれた。なぞだらけの「地面の内部」を「エクス線で体の中を見るように」うかがい知ることはできないか-などと記される

▼その「50年後」をとうに過ぎた今、東大の地震学の教授が英科学誌ネイチャーで、日本政府に地震予知政策の中止を訴えた。愛橘の「夢」は夢のまま、「想定外」という言葉がまかり通る現状への痛烈な批判だろう

▼愛橘も「想定外」という為政者らの言い分には黙っていまい。「想定外」を想定するのが、政府が地震予知を主導する意義ではないか。

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