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正平調
2011/04/25
白や薄紅色の花が枝いっぱいに咲き乱れる。これほど春の陽光が似合う花もそうないだろう。ハナミズキの花が開く季節が、今年も巡ってきた◆日本の植物と思っていたが、実は北米が原産地である。日本に登場したのは20世紀の初めで、東京がワシントンに桜を贈った返礼として、海を渡ってきたそうだ◆尼崎市の「市の木」であることも最近知った。市民アンケートで圧倒的な支持を集め、1993年に選定された。すでに多くの市民に親しまれていたのだろう。市内を歩けば、道路や公園など、いろんな場所に植えられている◆美しいこの季節は、悲しみを新たに刻む時期でもある。6年前のきょう、尼崎JR脱線事故が起きた。乗客と運転士の計107人が死亡し、500人近くが負傷した。今も心身の痛みに苦しむ人が少なくない◆「空を押し上げて/手を伸ばす君…どうか来てほしい/水際まで来てほしい」。歌手の一青窈(ひととよう)さんが代表曲「ハナミズキ」の歌詞を書いたのは米中枢同時テロの後だった。「果てない夢がちゃんと終わりますように/君と好きな人が百年続きますように」。失恋歌のようだが、実は犠牲者にささげた鎮魂の祈りでもある◆「なぜ、あの事故が起きたのか」。その問いにきちんと答えを出すのが、生きる私たちの務めだ。ハナミズキの花言葉には「私の思いを受けてください」とある。どうか見ていてください。あらためてそう誓う。

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