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【編集日記】(4月25日付)

 夏目漱石は49歳で生涯を閉じた。その間、100人以上に宛てて2500通以上もの手紙を書いたという▼励まし、時にはほめ、たしなめるということが、相手や場合により自在に組み合わされて光を放つ(「漱石先生からの手紙」小山文雄・岩波書店)。漱石宅に通った多くの門下生たちは人間的にも大きく成長した▼雪の結晶の研究で知られた中谷宇吉郎もその一人。「(関東大震災後)物心両方面の打撃によって、気持ちはなかなか落ち着かず、いろいろと思い悩む日々があったが、先生(漱石)と個人的接触に恵まれたことは非常に幸運な巡り合わせであった」と述懐している▼高校での生活も人間的に大きく成長する大事な時期だ。だが、東京電力福島第1原発事故は高校生の進路にも深刻な影響を及ぼしている。周辺の住民は避難を余儀なくされ、通学できなくなった生徒も少なくない▼避難先でも最寄りの高校で在籍校の教諭の授業が受けられる「サテライト」が5月から県内5地区に開設される。学習の機会は確保されるが、サテライトか、避難先の学校に転校するかというつらい選択でもある▼大震災で気持ちも落ち着かず、思い悩む日々を過ごしている生徒も少なくないだろう。通学先をどこにしても教師や仲間との交わりを通じて成長できるような高校生活を送ってほしいと願う。
 
  福島民友新聞
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2011.04.25 Mon l メディアリテラシー l top
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