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4月22日(金)(4/22 07:25)

 ホームセンターの店頭にさまざまな夏野菜の苗が並んでいる。ナス、キュウリにトマトとおなじみの野菜がよく売れているようだ。数年前から続けている自前の家庭菜園でも苗の植え付けを始めた。畑の一角では冬を耐えたサヤエンドウやタマネギが収穫期を迎えている

▼休日のひととき、にぎわい始めた春の畑で過ごすのは楽しいものだ。菜の花にはミツバチが飛び交い、クワを入れれば、カエルが勢いよく飛び出す。命満ちる季節を実感する。目を田んぼに移せば、はや田植えが行われている

▼農家が一生懸命土作りしてきた田んぼには豊富な栄養分がある。森の養分がたっぷり染み込んだ川の水を引き込み、それが微生物を増やす。微生物目当てに水生昆虫や小魚が集まり、さらにカエルなどがやってくる。田んぼは生き物の“ゆりかご”でもあろう

▼稲でも野菜でも作物は、農家の足音を聞いて育つ。よくいわれる言葉だ。「稲と話(会話)ができるようにならないと、いいコメは作れない」。そんな話も聞いた。足音も会話も手間をかけ、愛情をもって育てたということの証しである

▼コメや野菜、果物の有力産地である福島県でも農家は作物と話をしながら育ててきたことだろう。待ちに待った作付けの季節を控え、収穫への期待も膨らませていたのではないか。それが放射能汚染で今年の作付けを中止せざるを得ないとは農家には青天の霹靂[へきれき]だったに違いない

▼「耕してこそ」の田畑でもあろう。作付けできないことほどつらいことはあるまい。「作物を育てることは、子どもを育てることと同じ」。農家の言葉が重い。田畑に軽やかな足音が響く日はいつになるのか。農家の悲しみを思う。

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2011.04.22 Fri l メディアリテラシー l top
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