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http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2012031702000005.html


【編集局デスク】


記憶のスイッチ

2012年3月17日

 私たち人間の脳は、覚えたことを忘れるように設計されているようです。記憶が失われていくスピードは速く、わずか一時間後に半分以上、一週間後には八割近くを忘れてしまう、という心理学の実験結果があります。


 だからこそ、震災一年を伝える紙面には「忘れない」決意があふれました。「大震災の記憶を忘れず、子孫に伝える」「震災の教訓を後世に語り継ぐ」「いまだに苦しんでいる人のことを忘れない」


 被災地からは、支援に対する感謝の声が返ってきました。宮城県の遺族は「差し伸べてもらった手を笑顔で握り返せるように乗り越えていきます」。


 岩手日報社(盛岡市)は名古屋市内で二千部の特別号外を配りました。「岩手応援『ありがとう』 感謝を胸に再興の道」の大見出し。号外を配った記者は「これからが復興。震災を風化させてはいけない」と話していました。


 忘れないためには、どうするか。たった一回の経験で一生覚えているのは、感情を揺さぶられた自分の体験です。同じ島国に暮らす被災者の苦難を自分のことのように心に刻み、繰り返し思い起こす。記憶の科学は、そう教えています。


 (名古屋本社編集局次長 真能秀久)
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2012.03.18 Sun l 未分類 l top
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