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http://www.at-s.com/news/detail/100088192.html

12月28日(水)(12/28 07:30)



 手ぐすね引く質問の主にいかに言質を取られないようにするか。そこに全神経を集中して答弁するのは、大臣や官僚の“さが”と言ってもいい。誠実さや真実は引っ込み、あいまいさやごまかしがまかり通る。保身の術は今も昔も変わらないだろう

▼ずいぶん前になるが、官僚が自らの経験を基に霞が関の裏側の実態を描いた「お役所の掟(おきて)」(講談社)という本を本欄で取りあげたことがある。国会答弁の手引として官僚仲間の間に出回っていた「適切な言葉」がなかなか面白い。あらためて紹介する

▼新たな施策などについて「検討する」は実際には何もしないことで、「配慮する」は机に積んでおくことだそうだ。明るい見通しはないが、自分の努力だけは印象づけておきたい。そんなときは「鋭意」という言葉を加える

▼そういえば、福島第1原発事故の直後、当時の枝野幸男官房長官らが記者会見で連発した「直ちに」という発言はお役所言葉と言うにふさわしかった。事故調査・検証委は案の定、中間報告で「あいまいで分かりにくい」と批判した

▼毎時30マイクロシーベルト以上の放射線量が観測された際、「屋外活動しても直ちに人体に影響を及ぼす数値ではない」。食品から暫定基準値を超える放射性物質が検出されたときも、同じように説明した

▼「直ちに影響ない」と言うのは長期的には影響があるということか、それとも心配する必要はないということか、分からない。官僚がつくりそうな玉虫色で都合のいい言葉だが、結果として不信感を招いた。都合のいい言葉が心に響くことはない。
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2011.12.28 Wed l メディアリテラシー l top
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