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あぶくま抄(12月21日) 
 大地震に津波、原発事故、そして豪雨-。今年ほど忘れたいことが多い年はない。こんな年だからこそ集まろうと、忘年会を兼ねた同級会が各地で開かれている。警戒区域の浪江町にある幾世橋小の場合もそうだ。

 卯年生まれが多い昭和50年度卒の26人は今年、4巡目のえとの集まりを開くはずだった。だが、地元に残る同級生は原発事故で家族と共に家を追われた。「みんな無事だろうか」。携帯電話で何とか連絡の取れた13人が郡山市の温泉に一泊した。

 避難先を5カ所も転々とした女性は、千葉県で働く夫や息子と離れ、南相馬市の仮設住宅で娘と暮らす。新潟県の原発で作業し、週末だけ本宮市の避難先に戻る男性もいる。いわき市に逃れた女性は勤めていた富岡町の病院の再開を信じ、再就職をためらっていた。津波で家が流され、肉親を亡くした友もいる。

 話し込むほどに、小学校時代の思い出がよみがえった。変わり果てた故郷も、心の中では美しいままだ。「今度は幾世橋で」。参加者は再会を約束し、自宅や避難先へ戻った。忘れたいことと同じくらい、忘れたくない古里や懐かしい友の顔を思い出させてくれる年の瀬でもある。


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2011.12.21 Wed l メディアリテラシー l top
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