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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m12/fudo111219.htm

風 土 計

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2011.12.19

 この時季になると思い出す味がある。おせち料理に欠かせないかまぼこ。釜石市の魚貞商店では、年末にかけてかまぼこ作りに大忙しだった

▼「気温が高いと魚肉が変質する」と、作業場では暖房を使わなかった。冷え切った作業場で、年季の入った職人さんが、練り合わせた身を手付包丁というへら状の道具で板に半円状に盛りつける

▼機械に頼るのは練り上げる作業だけ。はかりに掛けなくとも、板に盛りつける身の分量は寸分違わない。「勘で分かる」というが、まさに職人の技。何度も形を整えながら、一つ一つ丁寧に仕上げていく

▼プリプリとした食感が何とも言えなかった。原料のスケソウダラなどは輸入物に頼らざるを得なかった。「やめようと思ったこともあったが『今年も待っているよ』といわれると」。お得意さんの言葉が職人の心を支えた

▼そう言って毎年腕を振るっていた魚貞商店社長の菊池貞次さんが大震災で亡くなった。店も被災したが、遺族は飲食部門の再建を目指し、「将来はかまぼこ作りも」と心に誓う。地域に根付いた味、店の復活の動きも目立ってきた

▼津波で被災した釜石市大町の「呑(の)ん兵衛(べえ)横丁」も23日、鈴子広場のプレハブ飲食店街の一角で第1陣が店を再開させる。地域に愛されてきた店の復活は復興に歩み出す市民を元気づけてくれる。

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