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【編集日記】(12月5日付)

 未明の空を不気味に吹き荒れる風で目が覚めた。4日に吹いた強い冬の季節風のせいだ▼舞い落ちる枯れ葉が冬景色を彩ってはいたが、列車に影響が出たり中止になったイベントもあり迷惑千万な風だ。大地震で壊れた屋根を覆うシートがあおられ、瓦が落ちるなどの被害も出たようだ▼強風でまず心配されるのは火災だろう。県内でも古くから大火を出してきた。1881(明治14)年4月の「甚兵衛火事」もその一つ。強い南風にあおられ、福島町(現福島市)の約8割を焼失。裁判所や銀行、寺院まで焼けた。被災者には義援金や救援物資が配られている▼消防力の弱さがこの大火を導いたようだ。江戸時代は「竜吐水」と呼ばれた手押しポンプが最も威力を発揮したが、高価過ぎて地方にまで普及しなかった。明治の初めでも福島町に竜吐水が少なく消火に手間取ったとの見方がある(「福島県消防史」)▼藩政時代は町方の火消し組が組織され民間にも防火を頼った。消防力が格段に充実した今でも地域防災に果たす消防団員の役割は大きい。ところが今回の大震災では本県も含め、住民避難や水門閉鎖などの公務中に犠牲になる消防団員が相次いだ▼津波や原発事故など迫り来る危険の中で消防団員がどこまで活動すればいいのか。新たに浮上した問題の解決なくして地域の安全は守れない。
 
  福島民友新聞
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2011.12.05 Mon l メディアリテラシー l top
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