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あぶくま抄(12月2日) 
 イルミネーションの季節が来た。いわき市平の中心商店街で年末イベントが始まり、各店にクリスマスツリーがきらめく。例年と何か違って見えるのは、震災で特別な思いを重ねているからか。

 それだけではない。ハート型のカードがつるされている。子どもたちが書いた願い事だ。「まいにちげんきでいられますように」。たどたどしい文字に、放射線や余震に対する不安がにじむ。全国から送られた励ましの文も添えてある。「頑張れなんて簡単に言えないけれど、今を生きればきっといいことがあるよ」。温かい心が、瞬く電飾に浮かび上がる。

 3・11の直後、繁華街は真っ暗になった。一週間たっても営業している店が見当たらない。今日はどこか再開していないか。毎晩、誰もいない通りをさまよった。街の明かりをあの時ほど恋しく思ったことはない。店は経済的な営みだけを担っているのではないことを思い知った。

 津波で家が流された沿岸部は生活の明かりが消えたままだ。それでも塩屋埼灯台にともしびが戻った。一筋の光が海に向かって復活を告げる。小さな復興のともしびがまた一つ。年の瀬に輝きが増すことを願わずにはいられない。


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2011.12.02 Fri l メディアリテラシー l top
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