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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004634740.shtml

正平調
2011/11/22
大地の下には竜が眠る。日本には古くからそんな信仰がある。竜は時に地震などの天変地異をもたらすが、土地を守る神獣でもある。中世、諏訪大明神の化身として信州に現れた際は金色の光を放ち、野山までが美しく輝いたと伝わる◆「私は竜を見たことがある」。日本を訪れたブータンのワンチュク国王は、福島県の小学校で児童たちにそう語った。ヒマラヤの国ブータンも「竜の国」とされる。確かに国旗にも竜が描かれている◆驚き顔の児童を前に、国王はこう続けた。「竜は私たちみんなの心の中にいる。竜は人間の経験を食べて成長する。だからこそいろんな経験を重ねて、人間は強くなれるのです」。ブータンの竜は、東日本大震災の被災地をきっと明るく照らすだろう◆かつて大震災を起こした神戸の竜も、今度は空から晩秋の優しい光を注いでくれたようである。先日の神戸マラソンでは、阪神・淡路と東日本の被災者が一緒に走った。強風に見舞われながらほぼ全員が完走した。それぞれが自分に大きな「○」を付けたに違いない◆沿道での声援は52万3千人に上った。市民の3人に1人が駆けつけた計算だ。海には大漁旗を掲げた漁船。大会を盛り上げた人の輪こそ、この街の最高の財産かもしれない◆神戸はいろんな力に支えられ復興の道を歩んだ。おかげで竜の姿が見えた気がする。希望の竜は、今度は東の空を飛んでいるはずだ。虹色の姿で。

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2011.11.22 Tue l メディアリテラシー l top
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