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 県内各地で冬囲いが進んでいる。柏崎市では、車道と歩道を仕切る低い植え込みが、雪の重みで押しつぶされないように、上に板を水平に渡して「屋根」を作る。その光景を通りすがりの女性が不思議そうに眺めていた
▼福島県から避難した人なのだろう。雪がほとんど降らない太平洋岸の浜通り出身であれば、越後の冬支度が珍しいのも当然だ。多くの避難者にとって初めての雪国での冬となる
▼玄関前と車の除雪で朝飯前に一汗。消雪パイプで水浸しの道を歩くには長靴が欠かせない。屋根から落ちてくる雪やつららにも要注意だ。県人には当たり前のことも初体験の身には大変だろう。豪雪ともなればなおさらである。湯沢町が避難者向けに越冬準備の説明会を開いた。小千谷市は除雪道具や防寒着の購入費を支給する
▼歴史を振り返れば、住み慣れた故郷を離れ、北海道や南米、中国東北部などに渡った人たちが大勢いる。厳しい自然や、開拓が困難な原野を前に途方に暮れた。「移民には国家による事実上の棄民だったものがある」と指摘する研究者もいる
▼同列には論じられないが、「国策の犠牲者」となった福島の人たちの胸中を思わずにはいられない。放射能の除染の先行きが見えず、帰りたくとも帰れない。浜通りの乾いた冬の青空が恋しいに違いない
▼大震災から8カ月余り。避難者支援は行政だけの仕事ではない。雪とのつき合い方の助言は私たちにもできる。「雪が怖いので、家から出たくない」。そんなことにならないよう、目配り、気配りをしたい。
新潟日報2011年11月16日
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2011.11.16 Wed l メディアリテラシー l top
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