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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20111116_01.htm

河北春秋 欧州と日本の農村風景は異なる。向こうで代表的なのは草を食(は)む牛や羊の姿。こちらは水をたたえた田んぼ。棚田が象徴だ。にもかかわらず、共通の特徴があるという▼農村という空間に食料生産以外にも機能があること。農業経済学者の生源寺真一さんが著書で触れる。景観の効用に体験・観光・癒やしの提供―。多面的機能があることは「多くのヨーロッパの人々にも共通する概念だ」と

 ▼限られた土地で、古くから人が住み、手が加え続けられてきたが故に現出した農村の役割。だから、未開発の空間をふんだんに使って農業を始めた米国・豪州の人々に、その概念は通用しない▼環太平洋連携協定(TPP)に参加することになれば、そうした異質な農業と同じ土俵で戦わなければならない。農業関係者の悲観は、そこにある

 ▼わが国同様、食料自給率が50%を切るスイス。憲法が環境と調和する農業を保護する。農場に所得を直接補完することなどで、あの美しい村のたたずまいを保つ。憲法の定めは国民の合意がある証し。国情が違うとはいえ、うらやましいことだ▼生源寺さんはこうも書く。「食料は輸入できても、多面的機能を外国から輸入することは不可能だ」。日本の農業と農村は不可分のもの。TPP交渉参加表明を受け、その思いを強くした。

2011年11月16日水曜日
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