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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m11/fudo111109.htm

風 土 計

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2011.11.9

 「群盲象を評す」というインド伝来の寓話がある。目の見えない男たちがよってたかって象を触り、それがどんなものかを主張し合う物語だ

▼ある男は足を触り、別の男は尾を触る。腹を触る男がいれば背を触る男もいる。耳を触る者、牙を触る者、鼻を触る者。触覚に頼った象の印象は、人によって硬かったり柔らかかったり、平たかったり丸かったりと、てんでんばらばら

▼環太平洋連携協定(TPP)参加問題をめぐる対立は、正体不明の象を論じるようでもある。懸命に論陣を張る人々には失礼な例えではあるが、しかし大多数の国民が判断する材料に乏しいと思っていることには、一定の論拠がある

▼先の共同通信世論調査でも、交渉参加へ賛否が割れる一方、約8割が「説明不足」と感じている状況が示された。一長一短があることは分かる。問題は「短」を受忍してなお「長」が勝ることを、どれだけ政府が見通せているのかだ

▼仮に日本の国益を損なう事態が際立った時、その責任は誰がどういう形で負うのか、あるいは負えるものなのか。そうした部分に確証が持てないことも、国民が判断に戸惑う大きな要因だろう

▼都市と地方、業界間の対立を引きずったままで、参加を急ぐことはない。泥田のドジョウが大海を目指すからには、よほど思慮がなければ溺れるだけだ。

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