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http://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/1109n.html

【編集日記】(11月9日付)

 季節はずれの話で恐縮だが、人間比較行動学などが専門の鳥取環境大教授・小林朋道さんが幽霊の怖さの正体について解説している▼日本の伝統的な幽霊の多くは深い恨みや憎しみを抱き、その恨みを晴らすために現世を漂っている姿。その動き方は急に現れたり、どこまでも追ってきたりするなどして人間の理解を超えた、不可解なものに映る▼一方、人間は周囲を気遣いながら暮らす。他人からの悪意などで起こった突然の変化についてその意味が理解できなければ効果ある対処ができない。これが幽霊の特性と符合、怖がるのだという(「ヒトはなぜ拍手をするのか」新潮選書)▼人間以外のものが変化したとされるのが「お化け」だが、こちらは賛否が分かれる環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加をめぐる発言の中で出た。慎重論には「事実に基づかない恐怖感」があり、これを「TPPおばけ」だと批判した▼だが、政府がTPP協議に関する基本方針を閣議決定したのは昨年秋。国民世論が分かれたが、東日本大震災と東電福島第1原発事故で一時棚上げされ、十分な論議はされてこなかった▼共同通信の世論調査でも参加した場合の影響に関する政府の説明不足に強い不満を抱いていることが浮き彫りになっている。丁寧な説明がなければ不信感も募る。お化けもまた、出てこよう。
 
  福島民友新聞
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2011.11.09 Wed l メディアリテラシー l top
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