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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20111109ax

北斗星(11月9日付)
 通りに面した窓は開け放たれていた。東京は江東区の下町。くすんだ壁の外観からは、ここが世界的に有名なレストランで使われている食器を生み出す工房だとは想像できない

▼手拭いを首にかけて現れたのは大仙市出身のガラス作家・越中真知子さん。宙吹きガラスの第一人者で、10年前に夫と工房を立ち上げた。越中さんと工房で働く若手9人は、同市が招いた東日本大震災の被災者に450個のグラスを贈った。ボランティアとしてである

▼震災で業界が不景気に包まれたこともあり、空いた時間と作業場を利用して「大曲の花火」を色ガラスで描いたグラスを量産した。「花火の表現にもいろいろな手法があることが分かった」と越中さん。今は下町を流れる隅田川の花火大会に向けて、アイデアを膨らませている

▼震災で図らずも気付かされたこと、災いをばねに再起を期す試みを耳にする機会は多いが、官民一体でつくる東北観光推進機構の戦略には驚かされた。こちらが「観光で被災地を訪れる人もいます」とおずおずと切り出すと、機構の副本部長は「たくさん来てほしいんです」と歯切れが良い

▼復興に関わる人を「語り部」としたり、再生した街を訪れてもらったり。観光再興に挑む機構には、被災地を観光コンテンツにしてしまう逆転の発想があった

▼震災を転機に新たなアイデアに目覚め、方向性を見いだしていく。大小さまざまな現場にとっても「3・11」が分岐点となったことをあらためて実感する。

(2011/11/09 付)
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2011.11.09 Wed l メディアリテラシー l top
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