上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004600490.shtml

正平調
2011/11/06
先ごろ国連人口基金(UNFPA)が発表した世界人口白書には副題がある。「人口70億人の世界 一人ひとりの可能性」◆世界の人口は70億人を超えた。ただ、人口事情は地域や国によって異なる。アフリカでは、10億人の人口が今世紀末に3倍になるかもしれない。貧困や高い死亡率が悪循環となって、結果的に出生率を高めている◆それを断ち切るのは、日々の不安を解消し若者が能力を発揮できる教育や機会を広げる地道な取り組みだ。北アフリカや中東で拡大する民主化運動「アラブの春」は露天で青果販売をしていたチュニジア人青年の行動が始まりだった。警察の横暴や貧困に焼身自殺で抗議した◆米国の反格差デモも主役は若者だ。米国では、国民所得の2割近くを、わずか1%の人が独占する。いつの時代も若者の行動が変革の原動力になる。人口の43%を占める若者の可能性を生かせる世界にしたい◆一方、60歳以上の人口も世界で9億人を数える。人口世界一の中国では、この世代が10年間で3%も増えた。白書は高齢者が合唱や太極拳を楽しめる集合住宅の建設や、穀物から果樹への転作で収入を増やした山村の試みなどを紹介している◆その白書を日本で発表したUNFPA日本事務所の池上清子さんが、先月末で退任した。初代の所長を9年間務めた。母親の介護に専念するためだそうだ。世界の人々の「生」を見守ってきた人らしい選択だ。

関連記事
スポンサーサイト
2011.11.06 Sun l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。