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http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/793.html

 半世紀も前になるけれど、本紙の読者文芸欄の投稿者が中心となって作った同人誌があった。その名を「笛」という
▼1958年からの4年間に、第7号まで発刊された。見附市出身の詩人で当時高校生だった八木忠栄さんや、高田で児童文学を書いていた杉みき子さんらも参加した。メンバーだった長岡市の高橋実さんが、この夏に出版した随筆集「雪の山里に住み継ぐ」で当時の様子を紹介している
▼創刊の話し合いは、新潟市東中通にあった新潟日報の会議室で行われた。紙面でお互いの名は知っていても、顔を見るのは初めてという人たちばかりだった。投稿には字数制限があるが、同人誌なら書きたいだけ書ける-。どんな内容にするのか議論を重ねた
▼日米安保条約改定問題などで社会が揺れていた時代だ。文学青年たちがペンに託す気持ちもさぞ熱かったことだろう。八木さんはその後、東京で「現代詩手帖」の編集長を務め、文芸欄の詩選者となる。杉さんも作家としての地歩を築き、選集が発刊された。高橋さんは小説「雪残る村」が芥川賞候補となり、今は地域の文化活動に力を注ぐ
▼作家や詩人を志しても、皆がプロになれるわけではない。だが、文学は人生を豊かにしてくれる。毎週月曜の文芸欄には、みずみずしい感性の作品が並ぶ。年に1回、公募の新潟日報文学賞は25回の節目を迎えた
▼6日には新潟市に八木さん、小説選者の作家宮原昭夫さんを招き、読者と交流する集いが開かれる。書く人、読む人、選ぶ人が創作談義にどんな花を咲かせるのだろうか。
新潟日報2011年11月4日
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2011.11.04 Fri l メディアリテラシー l top
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