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http://www.at-s.com/news/detail/100073952.html

11月4日(金)(11/ 4 07:12)

 「水兵リーベ…」の語呂合わせでも、科学が苦手な文系人間には元素記号を十数番目まで覚えるのがやっとだった。原子番号54の「キセノン」と言われても耳なじみはない。名前は「奇妙な」の意味のギリシャ語に由来するこの物質が、福島第1原発2号機から検出された

▼検出された放射性キセノンは、主に原発燃料が核分裂してできる物質が、さらに崩壊してできるという。半減期は数時間から数日。検出の事実は、3月の事故ではなく、最近の炉の状況を反映している

▼東京電力は濃度などから分析して、通常の停止中でも起きている単発的な「自発核分裂」の結果と発表した。連鎖的に核分裂が続く「臨界」状態ではないとの判断だが、念のために核分裂を抑える働きがあるホウ酸水も注入した

▼万一、大規模な臨界が起きれば炉の圧力や水温が上昇し、最悪の場合は核燃料がむき出しになって大量の放射性物質が放出されることも想定しなければならない。今のところ水温などに異常はないというが、引き続き監視は必要だ。1、3号機も警戒が要る

▼当初の予定より早く、年内に「冷温停止状態」が達成できると政府は伝えていた。正直言って関心は薄れがちだった。久しぶりに「核分裂」や「臨界」といった言葉を聞いて身が引き締まる。考えてみれば事故炉がどんな状態なのか、いまだに詳しくは分かっていない

▼検出をめぐり、原子力安全・保安院から首相官邸への一報が遅れたとして、経済産業相が院長を注意した。よもや政府内にも緊張感を欠いていた手合いがいたわけではなかろう。検出が大事に至る兆候ではなかったにせよ、政府にも気を引き締め直してもらう必要がありそうだ。



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2011.11.04 Fri l メディアリテラシー l top
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